6day 23.OCT アユタヤ遺跡へーアユタヤ遺跡めぐり、バンコクまでの船旅、帰国 |
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バンコク2日目の 美しい朝。 やはり風景重視 のホテルにして良かった。 毎日素敵な旅気分 で1日が始まります。 |
さて、今日はアユタヤへ!
みづはガイドブックで見た木の根に取り込まれてしまった仏像の頭と、寝大仏を見るのを楽しみにしています。
しかし、この昨日申し込んだツアーがとんでもない的外れなツアーなのでした。とほほ。
今はまだそれを知る由もなく、わくわくしてツアーのお迎えをホテルのロビーで待っているところ。
定刻を少し過ぎてから、ツアーのお迎えが来ました。
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他のホテルを回ってツアー客をピックアップ。 信号待ちで撮ったタイの電話ボックス。 ツアー客はほとんどアメリカ人と思われます。 スペイン系が何人か。英語のガイドがつきます。 この時点で、このツアーの行方に気づくべきでした・・。 |
バンコクをすぎ、アユタヤが近くなってきたころ、近頃の洪水であちこち通行止めや冠水した道路を見ました。
遺跡はまだか。わくわく。
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なんだかきらびやかな宮殿に 連れて行かれました。 あ、あれ? まあいいや。 とりあえずここが バーン・パイン離宮。 離宮内には さまざまな花が咲き乱れていて ちょっとバンコクの雰囲気 とは違う感じ。 中国っぽくもあり ヨーロッパの庭園っぽくもあり。 |
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みづはここで落ちているお花を集めるのに夢中。遺跡じゃないじゃん!と文句をいいながらも・・。
離宮内をざっと見て歩きます。あんまり見るところないんですけど・・時間が十分にとってありました。
さて、こんどこそ世界遺産アユタヤ遺跡へ!
おおお。見えてきたぞ〜。象にも乗りたい!
さて、ここはどの遺跡だろう。アユタヤもまたたくさんの遺跡があります。
あの木の根に仏像の頭が取り込まれた遺跡はどこだろう・・。
しかし、ここを20分で回れとガイドにいわれます。えええー無理だろう。
ガイドもなく、特に案内もあるわけでもない。自由に20分で回れと・・。とりあえず駆け足で回ります。
バスまでの帰り道に目ざとくかわいい洋服を見つけて、母子用に買います。急げ急げ。ぜえぜえ。
多くの遺跡を回らないといけないから1つ1つの遺跡に滞在する時間が短くなるのね・・。
(なんてこの頃はのん気に思っていました)
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さて、お次の遺跡。 どうやらここはワット・プラ・ラーム。 クメール様式の美しい寺院です。 |
こちらはみづが撮った画像。
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このようにして撮っております。 |
ビルマ軍によって切り落とされた仏像たち。アンコールワットの影響を受けているのか、ちょっと通じるものがあります。
ここも制限時間が20分なので、急いで回ります。もっとじっくり見たいなあ・・。さてお次の遺跡へ・・。
しかし・・。
ところが遺跡ではありませんでした。船の中です。うへーっ。明らかに不満そうなみづの顔。「・・遺跡は?」と。
先ほどの遺跡の後にバスに乗り込んだら「さて、バンコクへ向けて船で帰りますよお〜。
おいしいランチが待ってますよお〜。」とガイドさんが嬉しそうに言いました。
私の英語の聞き取り間違いか・・?いや。naも同じように聞き取っていました。
うそーん。そのほかにもたくさん遺跡があるじゃん!たった2つ??しかも、有名どころには行かず?
しかし、他のツアー客たちは「きゃっほう。ランチだっ。」と喜んだり「船でのんびりするぞー」と嬉しそうにしています。
ええええ。そういうツアーだったの?
どうやら、このツアー遺跡めぐりのツアーではなくて、アユタヤーバンコク間の豪華船旅にプラスして
ちょこっとアユタヤ遺跡がついてるという感じのものだったらしいです。がああああんっ。
そうだ、アメリカ人は船旅などでのんびりするのがお好き。そういう人たちが集まるツアーだったんだ。
そういえば、コスタリカに行ったときにガイドのKさんが言ってたのを思い出します。
「日本人好みのツアーは日本人にしか組めない。」と。どういうことかというと、コスタリカの滝に連れて行っても
日本人は喜ばない。アメリカ人は逆に喜ぶ・・と。日本は滝が多くあるのに対し、アメリカは平地が多いから
滝を喜ぶ。そして日本人はそれこそジャングルツアーとか火山噴火を見たりするほうが喜ぶのだ・・・と。
その通りでしたっKさんっ。
連れてこられた感があった上に、的外れだったツアー・・。今度からはきちんと調べて、自分たちの足で動くか、
日本人向けに作られたツアーに参加するべし。と夫婦で誓うっ。
これはまたタイに来なさいということなのかもねえ・・と気を取り直して、船の中でのお昼ごはんにありつきます。
バイキングでした。お味は・・まあまあ。
3時間かけてバンコクまで戻ります。ツアーの大半が船旅だ。とほー・・・。
デザートもありました。カラフルでもちもち。みづのお気に入りになりました。食べ終わったら船の甲板へ出てみます。
さてみづはどこにいるでしょう。お気に入りの場所を見つけたようです。客室から丸見えの場所でお絵かき。落ちそうですが。
中にいるツアー客に笑われていました。本人まったく気づかず。絵をせっせと描いています。
おやつとコーヒーが配られました。こんな景色を見ながらコーヒーがゆっくり飲めるなんて、良かったかもねえ・・。
みづはこの頃になると「なんか楽しくなってきた!」と喜んでいました。それは何より。王宮が見えてきました。もうバンコクです。
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昨日行ったワットアルンも。 |
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大都会のようで のんびりしている風景。 バンコクって素敵。 |
みづが旅がもうすぐ終わるのを察して、しくしくと泣き始めました。こんなことは初めてです。
「もっとタイにいたい・・帰りたくない・・。」と。
いつもはあちこち忙しく回るからそんなにしんみりなることはなかったかもしれません。
船旅でゆっくりしたことがみづの心にしみたのかも。船旅大逆転か・・?
さて、船着場について、お迎えに来たツアーバスで帰ります・・が普段の私たちの行動からしてまだまだ回り足りない感じ。
今日の帰国便は夜11:55発なので時間があります。もうちょっと町の中を見てみようかってことで
運転手さんに駅周辺でおろしてもらうことに。・・が英語が通じない・・。
他のツアー客を降ろしたところにいたベルボーイさんを捕まえて通訳してくれるように頼みます。
そうすると、BTSの近くの駅前で降ろしてくれました。
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またBTSに乗って移動です。 BTSのチケット販売機はこんな感じ。 |
列車に乗ります。窓からは黄色い服を着た人たちがいっぱい。今日はタイの王様の誕生日。
黄色い服を着るそうです。
渋滞のバンコク。さて、ナーラーイ・バンでタイの民芸品などを見て回ります。
ここでみづは昨日のお小遣いの残り20バーツで腕にぴったりのかわいいブレスレットを見つけました。
それまで散々探しても、絶対20バーツという値段では見つからなかったブレスレット。それに大きさもぶかぶか。
なぜだか、地下にひっそりとあったショップにひとつだけ小さな小さなブレスレットがありました。
石と貝でお花がついていました。値段を聞いたらなんと20バーツ。かわいいし、お値段も、サイズもぴったり。
まるでみづのためにあったかのように。
大喜びで、20バーツを払い、ブレスレットを手にはめました。日本円に換算するとたったの60円のものだけれど、
きっとそれはみづの中で20バーツ以上の存在になったに違いありません。
最後の最後でいい思い出ができてよかった。
暗くなってきたので、いったんホテルまで帰って、荷物を取って空港へ向かいます。
また、空港までのタクシーのおっちゃんにぼられそうになり、タクシーの中で言い争うというちょっとひやひやすることもあり。
だってこのおっちゃん、最初はメーターを倒したままでした。ぼる気マンマンですな。
みづをかわいがってくれたホテルのベルボーイのお兄さんが別れ際に言った
「高速代は70バーツ(?たぶん)です。メーターの数字と高速代を足したものを払えばいいです。」という忠告のおかげで、
高値で言ってくる向こうの言い分をガンとして拒否し、メーターの電源を入れさせ、まっとうな料金を払うことができました。
ちょっと多めにチップをつけて。
空港では最後のタイ料理を堪能。タイカレーとマンゴージュース。そして食後にはタイコーヒー。
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定刻どおり帰国便へ。 夜便なので、寝る準備をするみづ。 空気枕に空気を入れて。 |
朝ごはんに起こされました。あさごはんはおかゆ。けっこうおいしかった。
無事関西空港に着きました。ああ・・楽しかった旅が終わってしまいました。
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関空へ結ぶ橋の上から見えた飛行機。 この飛行機もまた旅人たちを乗せて。 |
* 旅の終わりに。
行くまでにいろいろとあったカンボジア&タイ旅行。
行ってみて感じたことは、すごーく良かった!!ということ。アンコール遺跡をただひたすら回るのも
楽しかったし、タイをあれこれ調べながら回るのも楽しかった!
料理もおいしくって、人もおもしろい。何よりもみづが本当に楽しんだということ。
それは帰国後の絵にも出てきました(日記参照)。
子連れで遺跡めぐり・・どこまでできるかなあ・・と出発前は少し心配ではありましたが
親が期待した以上に楽しんでくれました。
子連れ旅行も何回か重ねてくると、私たちなりの旅のスタイルも見えてきました。
これからも自分たちらしい旅ができたらなあ・・と思います。
* おまけ
タイで買ったおみやげ。
このピンクの服はアユタヤの露天で買ったもの。手編みでレトロチックでかわいいのです。
それから20バーツで買ったブレスレット。みづの手にぴったりサイズでした。
* * CAMBODIA&BANKOK END * *