5day 27.DEC アレナル火山・・・ジャングルの中の温泉 |
* * * 余談ですが、昨夜のオハナシ。* * *
前の晩は9時過ぎに布団に入り、さっさと寝たのですが、ふと目が覚めると真っ暗!
目を開けても真っ暗・・ってことです。そんなはずはない、と少しの光くらい見えるはずだ、と
寝ぼけ眼で辺りを見回しても冗談抜きで真っ暗。これ、本気ですんごく怖いです・・。自分の手も見えないくらい真っ暗闇。
一筋の光もない世界です。外は雨。星も月もない夜。もちろんビルの光も街灯もない。
そしてどうやらロッジ全体で停電らしい、です。枕元の電気がつかない。廊下の電気がついてない。
みづは大丈夫か?naはちゃんといるのか?それすら確認できず。
しばらく待ってみてもやっぱり何にも見えません。目が慣れたら見えるはず・・と思っても信じられないことに全く見えず。
自分だけがこの暗闇にいる感覚に陥ります。一瞬気がおかしくなりそうです。これは夢かも・・と思ったり。
そういえば、目覚まし代わりにしている携帯の液晶で明るくなるかも・・と手探りで携帯を探し、
ぱかっと携帯を開けるとわずかな光。それが、どんだけ安堵を生んだことか。
文明世界にいる限りそんな経験はありえないんだろうけど、ここは人里離れたジャングルなんだ、と思い知らされました。
* * *
明け方になると電気がついていました。
いよいよこのロッジともお別れです。最後の最後まで朝ごはんもおいしかった。
ロッジのゲームルームにてボートの時間を待ちます。みづもこのロッジを気に入ってました。
さて、これからまたボートと車を乗り継いで次の宿へ行きます。8時間の移動です。
他のロッジのボートを追い抜いたり、追い抜かれたり。
ジャングルの中を潜り抜け、ベニヘラサギがいます。とっても綺麗です。エビを食べるからこんな色になるそうです。
白いサギの中にいるととっても目立ちます。
今日はコスタリカ全体で雨模様。どこに行っても山が隠れています。このぶんじゃあ、今日は火山が見れないのかも・・。
ボートを降りて、バスに乗り、昼食を食べ、今度はアレナルから迎えに来てくれたガイドさんの車に乗り換えます。
しかーし!このガイドさんかなりマイペース。↑お友達と思われるレゲエ(見た目かなり怖い・・いい人だったけど。思わずパチリ)ぽい人を
途中で拾って乗せちゃうし、翌日は自分の娘の送り迎えも兼ねていました。みづをとてもかわいがってくれて、みづもよくなついてましたけど。
その他、どういうところがマイペースかと言いますと、出発して1時間もしないうちに「コーヒー飲まない?」と聞いて来た。
そこに乗っていた人たち(うちと行き先が同じインディアナから来た在米日本人ご夫婦)はみな「いらない。」とハッキリ断りました。
でも「自分が飲みたいから。」と言ってレストランに車を止めます。
しょうがないから、私たちも降りてトイレに行ったり、ぶらぶらしたり。
あーあ。ガイドさん、レゲエのお友達とご飯なんかも食べちゃってるよ。これがコスタリカ人のペース?
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そのレストランの前に止まっていたバナナを運んでるトラック。 |
でも、いいこともありました。
何か外で騒がしい鳴き声がするので、出てみたら・・オウムが3羽木に止まっています。
緑と赤のオウム。それとなんと緑のオウムは「オーラ!コモエスタ?(スペイン語でHi!ご機嫌いかが?)」としゃべってました。
飼っているようにも思えないし、ここに巣があってレストランに来る人が仕込んだのか、自分で覚えたのか。
おもしろーい。みづは大喜び。後で聞いたら日本人ガイドのKさんもここは知らなかったようだし、結果的にここに寄れてよかったのだけど。
バナナトラックの後を追います。
そして、しばらく進むとまたこのガイドさんったら「トゥーカン見せてあげる。」と別のレストランに連れて行かれました。
わーい。トゥーカン♪ん?レストラン?なんで?
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ち、ちがう・・。 確かにトゥーカンは一番見たい鳥だけど、 こんな餌がやれるようなのじゃなくて、 野生のトゥーカンが見たいんだけど・・。 あーあ、私の手にも乗せられました。トゥーカン。 ううう。みづは喜んじゃってますが。 しっかしほんと冗談みたいな鳥だ・・。 |
野生のトゥーカンが見れることを祈ります・・。レストランにチップもあげたしね。結局。
そんで、ガイドさんガソリンスタンドにも寄ってガソリンを入れたり(満タンにしてから来いよ!とみんなで突っ込む)。
はい、お次はなんですか。いっこうに進んでないような気がするんですけど。
「イグアナ見たことある?イグアナの成る木に連れて行ってあげる!」とガイドさん。
ううう。今度はイグアナ動物園じゃないでしょうねー。とぶつぶつ言ってたら・・
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これはすごい。 橋の上から渓谷のようなところが見えるのですが そこの木にイグアナがどっさり。 200匹くらいいるそうです。 有名なポイントらしいです。 |
レゲエのお友達もイグアナがみづによく見えるように木に手を伸ばして木をゆすったりしてくれます。いい人じゃん。
そんなこんなで、アレナルに着いたときは日が暮れかかっておりました。そんで、火山も霧・霧・霧で見えず。がーん・・・。
レゲエのお友達はアレナルの手前の街で下りて行きました。何だったんだ彼。
ロッジに荷物を置いてから、ジャングルを流れるという温泉へ。
ユニークなガイドさんとはここでいったんお別れ。みづとの別れを非常に惜しんでました。
今回色々寄ってくれたのもみづを喜ばそうとしてくれたのかも(ガソリンと昼食は別にして)。
さて、アレナルの目玉といえば、この温泉です。タバコンリゾート。
実はこの日はもう暗くて写真が撮れなかったので、これは翌日撮ったもの↓。
温泉といえばそうですが、日本の温泉と全く違います。
熱帯雨林の中に川が流れていて、その川が温かい、と言った方が近い気がします。
目の前には本当は溶岩が流れている火山が見えるはずですが。そして、広いです。森まるごと、という感じです。
水着をつけて入ります。食事もできます。高級リゾートになるらしいので、確かに高いのですが、予約がなかなか取れないらしく
年末に予約が取れたのは本当に運が良かったのかも。食事もおいしかったです。
ゆげだか霧だかよくわかりませんが、景色を楽しむだけでも楽しいです。森の中にお湯が流れてます。不思議だ。
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今日は温泉をゆっくり堪能して、 明日どうか火山が見れますように。 |