6day - 2 28.DEC 流れる溶岩・・そして、ハプニングな夜。 |
のどかな景色から少しずつ街らしい景色になってきました。ツアー参加者もみなそれぞれのホテルで降ろされます。
あ、アレナル火山が少し見えました。うーんでも、麓の方しか見えず。
朝は全く見えなかったからそれよりもいいけど。
![]() |
でも、てっぺんが見えないと溶岩が見れない・・。 |
とりあえず、私たちはタバコンリゾートの前で降ろしてもらい、今日もジャングルの中で温泉を楽しみます。
だんだん晴れてきました。みなその雲の行方を気にしながら温泉に入っているようです。
頭上にはトゥーカンらしき鳥が飛んでいました。
みづは子供用のプールをお楽しみ中。maはプールバーでお楽しみ中♪
![]() |
ストロベリーマルガリータ♪ これぞリゾート♪ |
そうこうしているうちに頂上の雲が晴れてきました。 すこし、噴煙らしきものも見えます。 みづはこの時点でもう大喜び! どうか、どうかこのまま雲で隠れませんように・・。 |
![]() |
しかし、雲は次々とやってきます。ハラハラ。
旅行会社のKさんと夕食が終わる7時に待ち合わせています。
そして、Kさんがどこかと連絡を取り始めました。
「今の時点ではまだ山は曇ってて溶岩は見えないそうです。」
!!うそーん。
「でもあと30分待ってみませんか?帰るのが遅くなりますが。」
実はこの後、私たちは明日の早朝ケツァールを見るためにアレナルでの宿泊をキャンセルし、サンホセに帰る予定でした。
ちなみにサンホセまでは3時間弱。これから溶岩を運良く見れてもホテルに着くのは11時過ぎ・・。
それでももう、ここまで来たら見ずには帰れない!と何やらメラメラと使命感?のようなもので燃えていました。
「待ちます!」と宣言してしまいました。・・・これが大変な夜の幕開けとなるのでした・・。
それから30分後にKさんの携帯が鳴りました。
そしてそして「溶岩見えるそうです!今からポイントに向かいますよ!」
やったー。待った甲斐があって、みづと手を取り合って喜びました。
そして、来た迎えのバンの運転手は・・・「ハーイ!マイスイートハニー!」とあのマイペースガイドさんでした・・。
えーん。またアンタかよー・・。でも、みづはガイドさんに飛びついて抱っこしてもらっていましたが。
そして、何人かピックアップして、溶岩が見えるポイントへ向かいました。
未舗装道路を進みます。途中で木の陰からチラリと赤いものが見えます。ドキドキ。
やっとポイントに着きました。見えます!溶岩。なんと言うか・・本当に綺麗です。感動・・。
こんなに綺麗なものだとは思いませんでした。そこにいる人がみな息を飲んで静かに溶岩の「音」を聴いています。
自然の神秘さ、不思議さ、奥深さをじーんと感じます。
みづはひたすらガイドさんに肩車されています。いくら見てても飽きが来ない。ずっと見ていたいと思ってしまいます。
ちなみに写真はnaが息を止めて撮ったものです。ぶれぶれですが。
本当は三脚が必要です。
![]() |
空には見たこともないくらいの星の数。 星がこんなにあることも。 山の繊細で美しい姿も。 初めて知った夜でした。 |
ほんと、見れて良かった。ここまで来てよかった・・とつくづく感じながら、Kさんの車に乗り換えて宿のあるサンホセへ急ぎます。
急げ急げ。明日は4時起き!なので、なるべく早く着くようにKさんも急いでくれます。
* * * ハプニングな夜 * * *
みづは車に乗るとすぐに寝てしまいました。
私たちも最初は話しをしていたものの、だんだん夜が深まるとウトウトしています。いつの間にか寝ていました。
そして、異変に気がついたのは、車が止まっていたから。
時計を見ると11時過ぎ。そろそろホテルに着くという時間です。
Kさんの「しまったな・・どうしよう・・」という声で意識がはっきりしました。窓の外を見ると真っ暗な山の中。
前には渋滞の車。どうやら事故があったようです。しかもこの狭い山道で。
この山道を越えれば、サンホセに入る高速道路だったのに。
しばらーくしばらーく待ってみても進む様子がありません。Uターンしようにもアレナルからサンホセへの道はたった2本。
もう一本の道はできればこんな夜中には通りたくない・・という、もんのすごい山道。なんだそうです。
ちょっと道をそれたら崖下へ・・という道。しかもその道に行くにはアレナルの近くまで戻らないといけない・・ということ!
つまり、ホテルに着くにはあともう3時間以上かけないと行けないということ、です。夜が明けるんじゃ・・。
そうこうしていると警察らしき人に「ここの道は進めないので、戻ってくれ。」と言われてしまいます。そんなアッサリと・・。
夜12時。山の中を出発点まで後戻り・・。うーーん。恐るべしコスタリカ。やってくれます。
主要観光地から首都までの道が2本とは!1本ふさがったら片側通行とかはなく、別の道まで戻れ、とは!
というわけであとちょっとというところでフリダシに戻ります。ひゅるる〜。
「・・・あきらめましょうか?ケツァール・・」とnaが言います。ちなみに明日の同行ガイドはKさんです。
Kさんも4時には起きてないといけないということです。
「いや、ここまで来たら絶対にケツァールを見て帰ってもらいますよー!」とちょっと壊れ気味?
「今から行く道は、なぜ私がこちらを避けたかがわかってもらえると思います(涙)。」
と言われただけの道でした。
道路に穴があいているので、スピードが出せないのです。おまけにクネクネ山道。心細いことこの上なし!です。
そして、またうとうとしていたら、車が止まっていました。・・・?
・・渋滞してます。こんな山道で。・・また事故です。なんでー?デジャヴ・・?いや、本物だ。さっきとわずかに風景が違う(涙)。
何なんだ。さすが幻の鳥ケツァール・・。本当に明日見れるのだろうか・・ともうろうとした意識の中で思っていました。
もう、ここしか行くところがないので、待っていたら、今度は片側通行させてくれました。良かった・・。
ちなみにみづは熟睡です。このハプニングを全く知らず、翌日の朝まで寝ていました。平和なヤツです。
サンホセの街の光が見えたときは希望の光に見えました。やたー。
そんなこんなで、ボロボロになりながらホテルに着いたのは夜2時半を過ぎていました。
明日の朝は、あ、もう今日だわ。今日の朝は4時起きです。睡眠時間1時間半・・。ベッドに倒れこみました。
んもーこうなったらずぇったいケツァールを見て帰ります!
* * *
BACK | NEXT