7day-1 25.AUG
 感動の世界遺産、マテーラ。

さて、今日は南イタリアを回りますよ。

まずは、朝ごはん。

バイキング形式で、飲み物は
好きなものを注文できるようでした。

なので、いつものように、
大人はカプチーノで。





部屋を整え(みづが)、チェックアウトをし、レンタカーを借りる予定になっているので、HERTZを探します。

今度はまさかないってことはないだろうな・・。




あったっ。駅前って書いてあったような気がするけど、あんまり駅前ではなかった・・。

お店は無事開いてる・・よーし!
予約はどうやらちゃんと入ってる・・よーし!

んがっ。チャイルドシートがない、だとおお〜っ?!

「チャイルドシートはちゃんとリクエストしてましたよね?」と詰め寄りましたが、
「リクエストはしてある、しかし、ここにはない。」としゃーしゃーと言うにーちゃん。こらーっ(またかよ)。

「・・・確認だけど、イタリアは子どもはチャイルドシートが必要だよね?法律で決まってるよね?」

「もちろん、いる。なかったら規定違反だ。」(←じゃあなぜ用意しておかない?しかもチャイルドシート代はしっかり払っている)
「○△□※×・・・?!!!」とついにキレて文句を言おうとするnaを必死に押さえ、
「空港店にはあるよ。」というにーちゃんの言葉をキャッチ。

えーと、つまり、バーリ空港まで取りに行け、と?チャイルドシートを取りに。

だったら最初から空港支店で予約するわいっ、と思いながら、
「空港までの道は?」と聞くと
「とってもイージーだよ。まっすぐ、まっすぐ。簡単簡単。マテーラまで行くんだったら通り道だよ。」と言う。
(人ごとだと思ってえ〜。外国人にとっては普通の道も難しいんだよっ)

本当か〜?とりあえず道を教えてもらい(この時点で全然まっすぐでもなかったし、通り道でもなかったけど)、
出発することに。

しかーし!教えてもらった道が、工事中で全面閉鎖。まじで?

全然行き方がわからんっ。とーぶん市内をぐるぐる。途中で一方通行に入ってしまって警察に停められちゃったり、
何がどーなったかわからんが、なんか知らんが、空港へつながる準高速道に偶然出たみたい。

空港への標識が出てきて、ちょっとほっとしているところ。

しかし、まだ今日の目的地に向かってないんですけど。




空港に着きました。(やっと・・)
チャイルドシートを無事にもらい、ついでに南イタリアかせめてバーリの道路地図をもらおうと
聞いてみると、「あるよ」と言ってイタリア全土の地図をくれた。

「○△□※×・・・?!!!」(再び・・)
あのね、それなら持ってるし、例えば京都市の地図をくれ、と言われて、日本全土の地図を外国人にあげないでしょう。
ドライブにそんな大雑把な地図は何の役にも立たないんですけど。

フィレンツェ支店ではちゃんとくれたんだけどなあ。
仕方がないので、ここからマテーラまでの道順を教えてくれ、と言うと、OKと快く、
イタリア全土の地図に書き込みながら教えてくれました(そのくらいだったら詳しい地図を用意しておけばいいと思うんだけど)。


というわけで、イタリア全土の地図に
いろんな人が道順を書き込んでくれた地図。

親切といえば親切だが・・。


旅の教訓その2

どんなに用意周到でも、その想像を超えたトラブルは発生しうるものである。




おかげで2時間のロス。やっと今日の第一の目的地マテーラに向かいます。

田舎道はぽつぽつとトゥルッリ(三角お屋根のおうち)が見えてきました。アルベロベッロも近くなっている証拠です。

だんだん田舎風景になってきて、こんなのとすれ違ったり。
広大な風景も見えてくるようになりました。




マテーラという名前が標識に現れるようになりました。もうすぐですっ。


マテーラの町に入りました。ここは新市街。
私たちが目指しているのは旧市街です。
観光案内所らしきところで道を聞くも、
ここでも言葉の壁に悩まされ・・(英語が通じず)。

結局、観光案内所で2ユーロで買った地図を頼りに、駐車場を探します。


駐車場に車を停めて
旧市街へ向かって
歩きます。

南イタリアの太陽と
ハチミツ色の石の
照り返しがまぶしい。

サングラスは必須です。




階段を降り、




路地を通り・・ん?何か見えそうだ。


見えた〜っ。世界遺産、マテーラ旧市街。

洞くつ住居です。




細い道を下って、とりあえずはあの洞くつ教会を目指そうか。


廃墟もたくさん見えますが、
現在も住んでいる人もだんだん増えているそうです。

塀の上に黒猫がいました。


しかし、暑い。

まぶしい。


だんだんと下へ降りていきます。

マテーラの洞くつ住居を「サッシSassi」と言うそうです。




現在もサッシに住む人の洗濯物が見えます。
この洞くつ住居は涼しいんだそうです。


洞くつそのものの住居もあります。

しかし、ここは本当にイタリアなのか。

一般にイメージされるイタリアとはちょっと違います。
まるで荒々しい大地の中央アジアかどこかみたい。




サッシ群。おうちがつながっててかわいいんです。


先ほどとは反対側から見たマテーラ旧市街。
想像していたよりも、本当に何倍もすごい。
旧市街をぐるっと囲むように車が通れる道があります。
こんな風景があるなんて・・感動してしまいました。


世界遺産が多いイタリア。
マテーラはその中でも、私たちもイタリアに行く、と決めてから知った世界遺産です。


でも、ここは一見の価値アリ。




みづが岩に登っているのは、この「サンタ・マリア・デ・イドリス教会」のにくっついている岩。
岩の間から生えている植物。


乾燥した大地に並ぶ洞くつ住居たち。

その旧市街の上にはぽっかりと雲が浮かんで。

・・もう少し、このエキゾチックで奇妙な町を歩くことといたしましょう。


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