ハノイの朝。
外の賑やかな声や、バイクの音で目が覚めました。
お部屋にはウエルカムフルーツ。洋なしと、ランブータン、かな。
テラスに出てみると、賑やかな声は、
ホテルの目の前に、朝だけ立つフォー屋さんから聞こえて来たもの。
チープなプラスチックの椅子に腰掛けてみんなわいわい朝ご飯のフォーを食べている様子。いいな。
シクロが通っています。
さて、私たちも朝ご飯を食べに行きましょう。と、ホテルの1階の朝ご飯会場へ。
朝ご飯のメニューはコンチネンタルか、ベトナムフォーか。
みづとnaはスクランブルエッグとベーコン、フランスパンをセレクト。私はチキンフォー。
う、うまーい!
さて、お部屋に帰って、街の散策へ出かける準備です。
まずは、昨日の夜、ハノイ空港で両替したドンをまじまじと見つめます。
ほんとに桁が多いぞ!ベトナムドン。200000ドンは日本円で800円くらい。
空港の両替屋さんですら油断がならない、とのことでしたが、昨日の運転手のお兄ちゃんに
「ここで替えれば?」といわれたお店(たぶん両替屋ではない)のお姉ちゃんたちは
ぼったくる気配もない良さそうな人たちでした。(そして目の前で確認してくれて、金額もあっていた)
ドンの桁数が多くて混乱してしまう+日本人観光客は特にだまされてしまう、とのことで
我が家が決行した作戦を少し。
作戦その1。
買い物の際、混乱しないようにnaはiPhoneのアプリで計算し、
私は手持ちの計算機の裏に、
1000ドンだったらいくら、1ドルだったらいくら、という風にメモを貼りました。(暗算が苦手なので)
みづは、計算を覚えており、一番手早く計算できたのがみづだったりしたので、
お買い物のときに私がモタモタ計算機を出すよりもみづの暗算で助かりました。
作戦その2
めんどくさくても、その場でおつりや価格を複数人で確認する。
ということをがんばりました。
(普段の旅行ではそこまでしませんが‥いやあ、実際計算機があっても、複数人でも混乱しましたが)
あとは、交渉次第で価格を決めて、ぼられた感がなくもない?場合もまま、ありましたが、
基本的には、納得がいく価格で交渉したり、おつりをもらったりしました。
さて、ホテルのフロントのお姉ちゃんに、今日観る予定の水上人形劇についてあれこれ訪ねたあとに
ハノイ旧市街を散歩開始です。
ベトナムのことを語るには「交通にはじまって、交通に終わる」と言っても過言ではないと思う。
まずは、バイク。その数と乗りこなし。ここはまだ時間が早いので、そんなに混んでいませんが。
びっくりすることは、します。だって、信号ないし、信号があっても無視するし、
次々バイクがやってきて、横断できないんだもん。
多いところはこんな感じ。
車、歩く人、自転車、みーーんな車道でごっちゃんごっちゃん。クラクションもすごいです。
て、手強いぞ。
歩道はどうなってるかと言うと。
ここは割と広い歩道なのですが、こんな感じで、バイクの路駐と、
歩道でごはんを食べてる人たちで、狭い狭い!
時には「歩行者が歩道を」通れないので、車道を通るしかない場合も多々ありました。
(そしてその車道にはバイクが遠慮なく突っ込んでくる)
バイクにはたくさんの積み荷は当たり前、ノーヘル、4人乗り、普通。みたいな状態。
そこに目を奪われてると、歩道でごはんを食べてる人たちにぶつかりそうになり‥。
おまけに、歩道で座ってる人たち、じいいいいいっと私たちのことを上から下まで見るのです。
なので、最初は怖いし、みんな悪い人に見えるのですが、慣れてくると特に「じいっと見る」以外の
ことはする様子がないことに気づきました。
なんでだろう?
何か盗む気があるならともかく(いや、そんなことしちゃダメだけどっ)、
ほとんどの人がみな通行人をただ、じろじろ見る感じなのでとても不思議。
人のことジロジロ見ちゃいけません、とか言われないのかしら?
そういう常識はベトナムにはないのかな‥。
こんな風に歩道は臨時的なお店(これは乾物屋?)を開いていたり、
自転車にはこんもりな南国フルーツが乗ってたり。退屈しません、ハノイ旧市街。
これは自転車にしばりつけてある、陶器屋さん??それから公衆電話。
両天秤のかごを担いでる物売りのおばちゃん。
カラフル!果物屋さん。
そうこうしているうちに、ハノイ大教会の前まで来ました。
フランス統治下で建てられたもの。
街並みもアジアそのものではなく、レトロなフランスとアジアと混ざって、なんかおもしろいのです。
教会の前の歩道にて。小雨が降ってるにも関わらず、歩道でお食事中の娘っこたち。
さて、ホアンキム湖に出ました。
とりあえずは湖の周りをぐるっとまわってみることにします。
樹があればとりあえず登るみづ。
この周りにはいろんな人たちがいて、くつろいでる地元の人もいれば、観光客もたくさんいて。
それに伴って?物売りやどうみてもヤミ両替のおばちゃんやら、怪しいことこの上なし!の
シクロの運転手やらが盛んに声をかけてきます。
「マネ〜?」やら「シクロ〜?」やらの声が飛び交います。
基本、そういう人は相手にしない、とガイドブックにありましたので、相手にしてませんが、
本人たちもダメ元で声をかけてるらしく、引き下がり方は非常にあっさりしたものでした。
歩いていると、ニワトリに遭遇。首都なのに、首都なのに。
みづはニワトリを追っかけて写真を撮っていました。
そして、水上人形劇のチケット売り場へ向かいます。
なんでもこの水上人形劇、非常に人気らしく、希望の時間はおろか、
その日のチケットは取れない場合もある、と聞いていましたが、
あっさり希望の時間の15:30のチケットが取れました。
それも良い席の方の。1人200円くらいだったかな。ああ、楽しみです!
さて、チケットが無事取れたことだし、水上人形劇の時間まで、引き続き旧市街をぶらぶらすることに。
事前に調べていた、お目当てのはんこ屋さんにたどり着きました。
いろーんな図案の中から好きなのを選んでハンコを作ってもらいます。
みづは自分の名前入りで、ベトナムらしいイラストを彫ってもらうはんこを注文。3ドル。
私はベトナムらしいイラストと自分ちの住所を英語で彫ってもらうものを注文。
大きさもけっこう大きいので、12ドルだったかな。
できあがりは明日になる、ということで、明日はホイアンへ移動なので、
最終日に取りにくることを約束。料金は半額だけ払いました。
このお店の人も感じが良い方でした。
ベトナムは雨が降ったりやんだり。バイクで2人乗りで傘をさしてる人発見。バイクで傘さしってどーよ。
さて、お腹がすいたので、近くにあったリトルハノイというサンドイッチがおいしいというお店へ。
とりあえず、ベトナムコーヒーが飲みたかったので、アボカドとトマトのサンドイッチを注文。
そのほか、生春巻きと、フォーとフライドライス。
困ったときはとりあえずフライドライスを注文するのが我が家。
外では、ひったくりとかスリとか、迫ってくるバイクなどに気をつけながら神経を使っていたので
レストランに入るとほっとします。クーラーもありがたし。外は蒸し暑いのでね。
しばしの休息。食事もおいしい!久々のベトナムコーヒーもうまい!
さて、お腹がいっぱいになったら、またまた街歩き。
また、突然のスコール。バイクを降りたおねーさんがなんと
「二人用」のカッパを着るところを見てしまった。そんなものまであるんだあ〜。
そして、雨にもかかわらず、乗ってる人が見えない程、積んである自転車。すげー。
街の建物、よく見るとかわいいでしょ。フランスチックでアジアチックで。
これがベトナムチックというのかしら。
道路や、歩道は薄汚れてるけど、建物そのものはとってもキュート、なのです。
午後はおみやげ屋さんでお目当てのランドリー巾着を見たり
(ここはかなりふっかけた値段を提示されたので見るだけでしたが)、
おしゃれな日本人向けの雑貨屋さんにもいったりしました。
が、ここでトラブル!
足が滑り、そのおしゃれなお店の2階の階段からスデデデデと落ちてしまいました。
かなり派手に。。イテテテテ。
幸い?打ち身だけのようだったので良かったのですが、これでけがをしていたら大変なことでした。
ズボンが破れなくてよかったよ。。
とはいえ、当分、打った場所が痛くて、階段の度におばあちゃんのようにソロリソロリと
降りるようになりました。みづにも「お母さん、階段気をつけてね」と度々いわれる始末。とほほ。
まだ打った場所がズキズキしていたので、父子にいたわれながら?(←同情?)
とりあえず、お茶をすることに。
眺めがいい、「シティービューカフェ」より。ホアンキム湖が一望です。
マンゴー、パパイヤ、スイカのシェイクを注文。
ほっとします。
さて、水上人形劇の開演時間が近づいて来たので、ここからすぐ近くの水上人形劇の劇場へ。
カメラ持ち込み料を取られますが、そんなに高くないです。(値段忘れた。。)
席は前から2番目でとても良い席です。
なんか朝から歩き回って疲れてたし、階段から落ちて下半身が痛いし、
アジア独特の香辛料の匂いでちょっと参ってたので、これは絶対寝るなあ、と思っていたのですが‥。
なんのなんの!おもしろい!!!
言葉は何を言っているのかわからなかったのですが、夢中で見てしまいました。
映画とか音楽鑑賞とかで寝る確率70%(?)のnaでさえ、目が離せなくて、
最後までばっちり鑑賞したようです。
みづももちろん夢中になって見ていました。ちなみに右の写真はみづ撮影。
ということで、観終わった頃には、疲れた気分はどこかに吹っ飛んでいました。
見てよかったあ。
さてさて、また散歩をしながら、ホテルへとりあえず帰ることとします。
バナナ売りのおばちゃん。
建物もさることながら、ベトナムはシェードがかわいいと思う。
薄汚れてるけど、シマシマもいろんなシマシマがあってかわゆい。
壁に直文字。こんなところとかもかわいいと思う。なんて書いてあるかはわからないのですが。
4人乗り発見(写真手前)。小さな子どもはノーヘル。いいのか‥?。
ホテルにいったん帰って、荷物を置いて、夕ご飯はどこで食べたらおいしいのか、
ホテルのオーナー?みたいな人がいたので聞いてみた。
このホテルのオーナーみたいな人、事前にメールでやりとりしていたので、お互いなんだか親近感。
朝ご飯のときに「Oh!ミスター○○?僕がメールの主の△だよ!」
と、お互い無事に出会えたことを喜んだのでした。アットホームなホテルなのであった。
というわけで、ご推薦のレストランにて夕食。
私たちが入ったときは従業員たちがまだ賄いを食べている途中なのでしたが、
愛想良く席をあけてくれたのでした。
観光客相手というよりは、地元の人相手のちょっとこぎれいなレストランという感じでした。
卵のおかゆと、かた焼きそばみたいなのと、生春巻き、揚春巻き。
おかゆがちょっとしょっぱかったけど、そのほかのはおいしかったです。
ちょっと遠回りしてホテルまで帰ります。ここは服屋さんが並んでる通り。
おじさんたちが時々道ばたでベトナム版将棋?のようなものをしていました。
コンビニにもちょっと入ってみました。
それから、夕ご飯時だったので、歩道は食事中の人でいっぱい。その間を通り抜けます。
しかし、なんで道ばたでごはん食べるのかな。ベトナム人。涼しいのかな。
近くをバタバタ歩いたり、通り抜けするのが申し訳ないじゃんか。
今日は1日よく歩いたので、街歩きはここまで。
ホテルのお部屋で、タイガービールとスナック菓子で2日目を締めます。
みづは、アメリカのときに散々お世話になったカートゥーンTVに釘付けです。
夜のハノイ旧市街。
ホテルの窓より。朝いたフォー屋さんの姿はなく、通りはすっかり夜の顔。
さてさて、明日は、一番行きたかった「世界遺産の街 ホイアン」へ
飛行機を使ってびゅーんと移動です!
これまた楽しみ〜〜っ。
++ もくじ ++
1日目 ハノイ到着 2日目 ハノイ旧市街を歩く&水上人形劇
3日目 ホイアンへ | ホイアン到着 4日目 ホイアン満喫 | リゾート満喫
5日目 泊まりたかったホテル | ハノイ再び 6日目 世界遺産ハロン湾 | 帰国へ
TRAVEL TOP | BACK(1日目) | NEXT (3日目へ)
*「ドイツ&デンマーク旅行記」と交互に(気の向くままに)綴って行く予定です。
4日目「古城ホテルに泊まる」までを、更新しています。